「えっ、増築?」

ママの突然の発言に、ぼくは驚いた。

「そう増築。裏が空き地になってたから買い取っちゃった。

「へー、どんな部屋が出来るんだろう。

ボクは楽しみでならなかった。

 

そして三ヶ月後、スポーツジムが出来た。

「なんだぁ、大きなリビングでも出来ると思ったのに」

B地区の人間も育てたいし、健人も鍛えないとね」

「ボクも!?」

「そう、今日休日だから早速やろうか?」

「えー、ボクいいよ、強くならなくても」

「そういって健人、あなた女の子と間違えて襲われたことがあるでしょ?」

「うん……そうだけど」

「そういうときの為にね」

「でもなぁ……」

「ごほうびがあります!」

「なに?」

「三試合洗わずに使い続けたパンツとマウスピース」

「そんなにいいもの隠してたんだ、やる!」

「うん、やろう!」

「で、それをもらえる条件は?」

「ママはフックしか打たないから買ったらあげる」

ボクは心の中でほくそ笑んだ。

ママのフックは単体ではそれほど強くない。戦術もDVDで研究してるから

何とかなるかもしれない。

「じゃあ、この練習用の黄色いグローブで後は全裸でやろっか」

「うん、誰も見てない室内ならではの格好だね」

二人はグローブとマウスピースを装着した。

「さていくよ健人、カーン」

口でゴングの音を鳴らすと試合は始まった。

ママは突っ込んでくる。

「フックだけって事はガードも無しって事だよね?」

「えっ?」

ボクはママのボディへ思い切りストレートを打った。

ずむっと柔らかい感触。手首まで生暖かい感触。

完全に油断していたセリフだったようで腹筋をいれていなかったらしい。

「ぐほっ!」

ママの口から噴出された唾液がボクの顔にビチャビチャとかかる。

唾液は口から出た瞬間は生臭い。後でツーンとした香りになってくる。

「くっ!」

ガッ!

ママのジャブがボクの頬を殴った。マウスピースを咥えていて異物感の為に

口に溜まっていた唾液がぶしゅっと散ってリングの上にボタボタッと落ちた。

「いつも健人に私の試合の汁ばっかり出すの見られてるから、こういうのも

いいわね!」

ママは手を止めない。

ガシュッ! グシャッ!

手を抜いていない、首がひっこぬける程左右に揺らされる。

ぼくの足はフラフラとよろけた。

「くぅっ!」

(パンツとマウスピースの為!)

ぼくはふんばって、ボディを打ちに行った。

ママはガード出来ないので後ろへ下がった。ボクはそれでもめちゃめちゃに

パンチを打った。

ガードが出来ないので後退しか出来ないというのはボクには好都合だった。

すぐにロープ際にママを追い詰めたからだ。

もう避けられない。

どぶぅっ!

「ごへぁっ!」

ママのボディに再度、ボクのパンチが突き刺さった。

今度は腹筋を入れていたので感触は硬かった。

何度も何度もボディを殴る。

「くっ!」

ママがフックを打とうとした。その瞬間ママの顔面にパンチをパンッと打った。

ママがひるんだところをボディ。

今度はボディに力を入れるタイミングを間違えたようで、ボクのパンチが

突き刺さった。

「ぐぉぉぉぉっ!」

ママが低音で唸る

「ぶへっ!」

そして柔らかいマウスピースをマットの上へ吐き出す。

ビチャン、ビチャン、コロコロコロ。ぺたっ。

「はぁ、はぁ」

さすがにボクだってB地区の選手なんだ。無防備なボディにパンチを打てば

それなりに相手にダメージを与えられる。

ボクはママのマウスピースを拾って嗅いだ。

「もう臭いね、発情してるから臭いのかな?」

「ううっ」

「三試合使い続けたのってどんな匂いでどんな色してるんだろうね」

ママは背中をロープにグインと体を預け突っ込んできた。

バシィッ!

ボクの顔に火がついたようた痛みが走り、唾液が吐き出される。

足がガクガクする。

バシッ、バシッ、バシッ!

鼻水が出ていると思ってぬぐったらグローブに鼻血がついた。

「健人、顔面をボコボコにしてあげる」

バシッ、バシッ、バシィィィッ!」

「うぐあっ!」

ボクはあおむけに倒れた。そして少しして顔の横にマウスピースがビチャンと

落ちて転がった。これがボクの吐いたマウスピースか、自分のでも臭いのかな。

そう考えながら策を考える。ママはジャブだけでも十分強い、どうすれば。

ボクはマウスピースをくわえて立ち上がる。くわえる際に、唾液はすぐ乾いて

ひんやりと口の中がした。

「たぁぁっ!」

ボクはボディを狙った。今度はママはボクから見て右に避けた。

そうか、こうやって左右前後に避けられたら追い詰められない。

バシッ、ビシャッ!。

ボクの唾液だけがマットの上を汚していく。

そしてよろけてロープにもたれかかった。

「健人、やっぱりまだまだ鍛えないとね。私はフックしか出してないのよ?」

ここは勝たなくては。何か策が。

「くそっ!」

ボクはママに突っ込んでいってクリンチをした。これならひとまずパンチを

打たれないし、体力回復になる。レフリーもいないので引き剥がされない。

「くっ、健人、離れなさい」

あっ、ママは腋毛の処理をしていない。

裸のボクは勃起をしていた。

脇に鼻を突っ込む。物凄く据えたような匂いが鼻腔いっぱいに広がる。

「やめなさい!離れなさい!」

今だとボクは思った。ママが思うよりあっさり離れた。

ママが驚いた瞬間にその頬にフックを叩き込んだ。

グッシャァァァァァァァ!

「ぶっへぁっ!」

ママの唾液の飛沫とマウスピースがはじけ飛んだ。

ママは腰からストーンと落ちた。

「駄目だよ脇の処理しないと。それからやっぱりママは興奮してるね、匂いが

いつもより強いよ、ボクとただ【プレイ】したかったんじゃない?」

ママはマウスピースを拾うと口にねじ込んだ。

「そんな訳ないじゃない。健人を鍛えようと思って!」

「でも、お股から何か液体が垂れてるよ。それにマ◎コが興奮して開いてる」

「これはっ…………おしっこよ、漏れたのよ!」

「おしっこするだけで興奮してマ◎コが開くの? おかしいね」

ママは顔を真っ赤にした。

今だ。

ガシッ! ガシッ! ガシッ!

ママの顔に左右散髪のフックを打った。

「ぶばっ」

唾液が大量に散った。

「ほら、興奮してるからツバもそんなに出るんでしょ?」

「ぐはぁっ!」ママがのけぞる。

ダウンすると思ったらママはそのまま上半身を起こしてフックを打ってきた。

バシッ!

うっ!

バシッ! バシッ!バシッ!

「けっ、健人こそチ◎ポおったてて興奮してるじゃない、人のこと言えないわよ」

「くくっ、そうだよ、ボクは興奮してるよ、気づかない? もうこのリングの上は

ママの匂いでムンムンしているんだよ?」

「えっ」

「ボクシングで自分の匂いをいちいち自覚する人なんていないからねっ!」

ボクはラッシュとばかりに色々なパンチを打った。汗を散らしながら、

勃起しながらママに全てぶつけるつもりで。

しかしママは百戦錬磨でフックを的確に売ってくる。

バシッという衝撃と共にボクの脳が揺れる。

(やっぱり勝つのは無理なのかな……)

ボクは倒れ……ない。

「うおおおおおおおおお!」

某ロボットアニメがドリルを突くようにただまっすぐパンチを打った。

それはママのガードをすり抜けて大きなおっぱいにめり込んだ。

「ぐぅっ!」

ビチャビチャボタッ!

ママの乳首から乳白色の液体が滴り落ちる。

「まだまだだあっ!」

ずんっ!

ブシュワァーッ!

今度はたれずに乳首から勢い良く乳液のしぶきが飛んだ。

ママが体を前に倒して無防備になる。

ボクはフィニッシュに出た。全裸で汗を散らしながら、ギンギンに勃起しながら。

 

ぐっしゃぁぁぁぁ!

 

ママにアッパーが見事に決まった。

天井までマウスピースが飛び、ぴちゃっと天井に張り付いてスプリンクラーのように唾液を辺りに降らせた。

唾液を散らした後、ママがダウンするスピードに合わせてマウスピースが落ちてきた。

ズダァン!

ママはあおむけにダウンした。

マウスピースはママの股辺りに落ちて、絞っていない雑巾を床に叩きつけたような

ビシャァッ! という音をたてて跳ねた。

「うぐぅ…………」

ママはそのまましばらく動かなかった。

「ジャブだけじゃ甘かったみたいね……ママの負けだわ」

股をひらいたままダウンしているその格好は艶かしかった。

丁度マ◎コも開いて膣口も丸見えだ。

「ご、ごめんなさい!」

ボクは先に謝ってそこへペニスを持っていった。

「ちょ、ちょっと健人……アッ!」

ヌルッとボクのペニスはママのマ◎コに入った。

「う、動くねママ」

「抜きなさい健人、はぁぁぁっ!」

ずっちゃずっちゃずっちゃ

ピストンするたびにねばっこい音がして、膣口が泡立つ。

「外に出すから、ごめんなさい! 外に出すから!」

ボクは発情した何かの動物かのようにただ腰を振った。

「ふぐぅぅぅぅうぅっ!」ママがのけぞる。

でもママは口で嫌って言ってるだけだ。

グローブで剥き上がった自分のクリトリスを男のオナニーみたいに

シコシコしている。

ぐちゃっ、ぐちゃっ、ぐちゃっ。

磯の香りや生臭い匂いがリングの上を漂う。

「ごめん、やっぱり……出させて」

ボクは幼少期に大熱を出して精子を生産出来ない体になっている。

もうだめだ。出る。

「出る!」

体にぞわぞわぞわぞわっと何かが湧き上がってくる。

ママがクリトリスをしごく速さも上がっていく。

どぷっ、どぷどぷっ、どぷっ

ボクはママの膣内に大発射した。

「くぅぅぅっ!」

ママも体を縮こまらせて痙攣している。イったんだろう。

気持ち良かった。終わった後はきっちりママのマ◎コをティッシュで

吹いてあげた。自分の精液の掃除をしてるみたいだったけど。

 

こうしてボクは今日、ママに勝った。

「はい三試合分のパンツとマウスピース」

ママが袋にいれて渡してくれた。

まずはパンツ。

凄い匂いがした。生臭いという匂いがブロック状まで濃密になったように

感じる凄まじい匂いだ。それに尿の匂い。ビニールに入れていたので尿は

かわかなかったみたいで生のおしっこの匂いがする。

もう服を着てるんだけど、思い切り勃起した。

そしてマウスピース。これは以前このレベルのものを嗅いだりしたことがあるけど

良い意味で慣れない。薄黄色く変色してひどくクサい。

 

「ママ、これでもう一発してくるよ」

ボクが腫れ上がった顔で言うと

「じゃあ使い方を教えてあげる」といつものように優しくママは言う。

ボクのズボンをパンツごとおろして勃起したペニスがブルンと出る。

その先にクロッチを当ててボクのペニスを包み込む。ひんやりしてるけどひどく

興奮した。

その上からマウスピースのわっかをペニスに当てて上下させる。

カリ中心に微妙に動かしてくれ、ボクはすぐにイきそうになった。

「これ、大事に保存してたんじゃないの? 大丈夫?」

「いいよ健人、出しちゃいなさい」

その言葉にボクは思い切り射精した。前立腺が二度の大射精で痛かった。

 

「ふう」

ママはボクが果てたあと、そのパンツを雑巾のようにねじった。

ママのおしっこ、おりもの、愛液、ボクの精液がまじってボダボダッと垂れた。

「すごいね」

ママは笑った

「掃除、なんかヤだね」

ボクも笑った。